イソフラボンを摂りすぎるとどのような事が起こるのはどうして?
大豆イソフラボンの過剰摂取による身体への悪影響については、すでに日本の食品安全委員会が基準値を超える摂取は危険であると発表しています。
具体的には、女性なら乳ガンやホルモンバランスの乱れ、男性は精巣への影響が可能性として考えられ、さらに男女関係なく起こり得るものとして、胃腸の調子が崩れやすくなる、というものです。
18歳以下の学生さんや妊娠中、授乳中のお母さんは身体の状態がそれぞれ異なります。
18歳未満の方は身体がまだ発達途中であり、赤ちゃんを持つお母さんは女性ホルモンがたくさん分泌されていますから、イソフラボンを摂るとホルモンバランスが乱れやすくなってしまいます。
特定保健用食品やサプリメントからもイソフラボンを摂取する必要はなく、毎日の食生活だけで十分必要量を摂取できます。
大豆イソフラボンの1日の摂取量はおよそ30mgから50mgです。
アグリコン型のイソフラボンについては70mgあればちょうどいいということですが、70mgもきっちりと摂取する必要はなく、食材から無理なくナチュラルに経口摂取することがもっとも望ましいとされています。
豆乳や特定保健用食品としてほかの食品に上乗せしてイソフラボンを摂る場合は30mgが限度。
残りの40mgはふつうの食品から摂取することになります。
また、例外として大豆アレルギーの方については、男女問わずアレルギー反応が起きる可能性があります。
一度アレルギーになってしまうとなかなか症状が治らず、気軽に大豆食品を口にすることもできないのですが、もしもイソフラボン製品を摂取する場合は医師と相談のうえで、一日の必要量よりも無理のない量を摂るようにしましょう。
イソフラボンといえば、抗酸化作用やエストロゲンに似た作用など、身体への良い作用が取りあげられがちの成分です。
しかしながら、身体に良いものは薬と同じように摂取しすぎると思わぬトラブルを招きかねません。
用量を守りながら摂取を続けることが大切です。
イソフラボンの過剰摂取は危険です。